ノルディックニットシンポジウム 2004

私は仕事の都合もあり、22日の夜から参加。でも22日の午前中にドミノ編みの先生、ヴィヴィアンと一緒にコペンハーゲン郊外にある“Greve Museum”へ行ってきました。去年の秋に出版された“Hedebo”にも紹介してある、ヒーダボー地方にある郷土ミュージアムです。コペンハーゲンに行く機会があったら、是非訪ねて見て下さい。開館は11時、閉館は15時(日曜日は17時)という開館時間の少ないミュージアムなのでこの点は要注意です。
庭
スカルス手工芸学校の庭

スカルスは、ユトランド半島の中央にあるヴィヴォーという古い街の郊外にあります。前回はヴィヴォーに行くまでに大騒動でしたので今回もちょっとドキドキでした。指定席がとれたので前回のように途中駅で車両乗り換えがなく、これは楽でした。まあなんとかヴィヴォー駅に着き今度はバスを待つことに。1時間近く待って乗車。やっと学校に着いたら、シンポジウム前にメールをくれたカナダ人のキャロルがいるだけで、し〜んとしています。スカルス手工芸学校から歩いて20分ほどのところにあるフォルクスコーレも会場になっているのでみんなそこにいるとのこと。私の宿舎もそちらなのですが、おおきなスーツケースを恨めしげに眺めていたら食堂の職員の方が車で連れていってくれました! 感謝!です。

フォルクスコーレにはなじみの面々が揃っていました。しばらく挨拶、握手、そして抱き合って再開を喜びました。スウェーデン人のカタリーナ・ブリジスとカタリーナ・オルソン(二人とも若いテキスタイルデザイナー)は、今年の11月、スウェーデン大使館で行われるニット関連の展示会のために来日するので、是非イッセイミヤケとコムデギャルソンのショップに連れていってと頼まれました。楽しみです。

23日は午前中がマーケットデイで、今年は“ヴィヴィアンの楽しいドミノ編み”、“ビーズニッティング”の本とクロバーのニット製品、岩泉の手紡ぎ毛糸を売りました。本はいつも通りさっさと完売(といっても10冊ですが)。クロバーのニット製品は小物が人気でした。手紡ぎ毛糸は品質も色も皆さん褒めてくれましたが、値段がネックで売れたのは1束だけでした。でもパンフレットを持って行く人は結構いて、反応を嬉しく思いました。今回のシンポジウムの主なる参加目的は、仲間に会うこととマーケットデイだったので、すでに大満足。残りの3日間はワークショップやお喋りを楽しみました。ワークショップの様子は友人のアメリカ在住スウェーデン人Susannaのホームページ http://www.oneofsusannas.com/skals2004.htm をご覧下さい。

砂丘
ユトランド半島の砂丘
ベルト織
エストニアのベルト織り
26日は参加者の中にイエテボリに帰る人達をみつけ、車に乗せてもらいました。途中、砂丘を見たり小さな郷土ミュージアムに寄ったりしながらフェリーに乗って、23時過ぎにイエテボリに着きました。友人のニットデザイナー“妙子さん”が迎えに来てくれ、そこで私を乗せてきてくれた二人(二人ともシャスティン)とお喋り。なんと一人のシャスティン(彼女はボロースに住んでいる)は妙子さんに20年前に会ったことがあるというのです。イエテボリに住んでいるシャスティンは息子さんが日本語の勉強をしているということで私達に親しみをもってくれて、次の日に家に招いてくれました。29日はボロースのシャスティンに招かれ、テキスタイルミュージアムで引き抜き編みの手袋(ビアンフェ2002年、秋号に掲載)とノールビンディング(編み物と織物の間のような編み物)の手袋を間近で見せてもらいました。このミュージアムは小さいながら、織物機械の変遷や衣類の資料が見られて、楽しいミュージアム。ショップも充実しています。ボロースはテキスタイルの街。会社内のアウトレットショップで量り売りの布をゲット。結局妙子さんに郵送してもらった荷物は、本や布、合わせて7kg!

30日にタリンに移動。過去2回はフェリーで行ったので今回は初めてのフライトです。タリンは大雨で寒く、ちょっと気が滅入る気分でしたが、迎えに来てくれたアヌーの顔を見たら元気回復。3日間拙い英語でのホームステイの始まりです。彼女のフラットは、築70年という外観は古ぼけた建物なのですが、150〜160平方メートルくらいあり、とても快適で素敵なインテリアです。カップボードや椅子は建築家だった彼女の父上のデザインとか。彼女自身も建築家なのですが、父上の仕事の話をするときの彼女は本当に誇らしげで嬉しそう。

今年は19世紀半ばから続いている5年に1度のお祭り年で、ソングフェスティバルの行われる野外ホールは、彼女のお父様の作品。2日にはダンスフェスティバルのリハーサルを見に行きました。エストニア中の民族衣装が一度に見られて本当に感激!です。地域によって様々なデザイン手法、色使いがあり、男性の衣装も様々です。高田賢三やイヴ・サンローランも影響をうけたというエストニアの衣装の素晴らしさは言葉に尽くせません。そして今年も民族衣装の資料を手に入れて無事、ルンルンと帰ってきました。
野外ホール ダンスフェスティバル1 ダンスフェスティバル2 ダンスフェスティバル3
アヌーの父上が設計した野外ホール

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