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2005/12/21
刺し子の魅力を再認識する本、「暮しに生きる刺し子」
表紙
文化出版局刊 1,800円(税別)
鈴木満子(著)、林ことみ(著)
「刺し子」という手法はよく知られてはいるものの、“運針でチクチク縫って柄を作る”、“布の補強やキルトのためのもの”という認識の人が多いのではないでしょうか。私は、現在手に入る「刺し子」のテキストの作品に不満を持っていたのですが、何年か前に大正時代に使われていた刺し子の袢纏を見たときにその力強さ美しさに驚き、それ以来私の中にあった刺し子の認識が変わりました。そして今年(2005年2月)、偶然に鈴木満子さんのコレクションを拝見して、以前刺し子を見て感動したことを思い出し、この本を企画しました。

鈴木さんのコレクションを中心に、その背景の解説をつけ、新作も少し入れました。米澤刺し子には地区によって独特な柄があり、それも少しですがパターンを入れました。私も実際に刺してみましたが、運針からこんなに様々な柄を生み出した女性達の創造性に脱帽、です。

昨今、編み物が癒し効果があると言われていますが、その理由として同じ動作のくり返しということが上げられるそうです。それからいうと刺し子も同じ。無心に針を運んでいると、針先から生まれる模様に気持ちも和みます。一日の締めくくりに、現代の「夜なべ仕事」としての「刺し子」はおすすめです。

鈴木さんのコレクションは彼女の出身地である米澤刺し子が中心です。日本各地にはその土地独自の刺し子があります。是非自分の回りに古い刺し子が残っていないか調べてみて下さい。

 【参考サイト】
  鈴木満子(古布母家): http://www.kofu-omoya.com/
  出羽の織座 米澤民藝館 :  http://www4.ocn.ne.jp/~gensifu/mingeikan.htm
ポシェット
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前掛け
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現代にも充分通用するデザイン。手法は一目刺しという方法で5ミリくらいの運針の縦横組み合わせから生まれてくる、その過程は刺していてワクワクする 前垂れは刺し子の腕前をアピールする格好のアイテムだったらしい。無地の布にどうしたらこんなにきれいな柄を刺せるのか、その手慣れた仕事には驚くばかり
『毛糸だま』冬号に、今年のノルディックニットシンポジウムのレポートが掲載されました
表紙
自分のホームページの更新ができないまま冬になってしまいました。今年の開催地はエストニアでしたが、エストニアは4回目の訪問になります。今年のメインはキヒヌ島の観光で、ここでの様子やキヒヌ独特の編み物が写真もたっぷり入れて紹介しましたのでぜひご覧ください。

雄鶏社刊の”刺繍通信”最新号Vol.7にはエストニアの刺繍事情のレポートも書きました。

12月発売の”ビアンフェ”にもエストニアの旅とおみやげを中心に記事を書きましたのでこちらもご覧ください。
今年はウォームビズが提唱されていますが、リストウォーマーもきっと大活躍するアイテム。
エストニアで習った編み方で是非作ってみて下さい。『毛糸だま』にも『ビアンフェ』にも編み方を載せましたが、ここでも簡単にご紹介しましょう。
チェッカー柄は4段ごとに糸を替えて編んだもの、段染め糸の方もなかなか効果的です。
リストウォーマーその1 リストウォーマーその2 【材料】
並太くらいの糸/合わせて30gくらい
3〜4号5本棒針

【編み方】
  • 6目の倍数のつくり目(48目又は54目)をして4本の針に分ける
  • [表編み2目、掛け目、表編み2目、右上2目一度]のくり返しをして輪に編む
  • 最後の段は伏せ止め
この編み方を“キヒヌゴム編み”と勝手に呼んでいます。


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